




見渡す限りの泥の大地。行けども行けども続く災害の爪痕。
私たちのメッセージフラッグと義援金を携えて、宮城県塩釜、気仙沼、古川と被災地へと入った『ちゃんこ先生』から送られた写真は、あまりにも過酷で、あまりにも悲しい現実でした。
多くの人々がこの地を訪れた瞬間、あまりのひどさに言葉を失い、呆然と立ち尽くすのです。どこから手を付けていいのか、これがいつ終わるのか、そして本当にいつか終わるものなのかと。
電話の中で、ちゃんこ先生は、これまでに被災地に赴いた誰もが言うあの言葉を口にしたのです。
『現状はテレビで放送されているような生易しいものではありません。彼らにはもっともっと支援が必要なんです』と。
今なお、がれきの下から、ヘドロのような泥の中から被害者が見つかるのだそうです。
泥の中には、鋭く尖った窓ガラスの破片がそこかしこにあり、割れた木材が突き刺さる。
真っ黒い津波はこれらの瓦礫とともに洗濯機のように人々を巻き込んだのかと思うと、胸が張り裂けそうな痛みに襲われます。
そんな中で、ちゃんこ先生は、宮城県にある漁業の街、塩釜で在宅の被災者を支援する教会を訪ねたのだそうです。避難所に食べ物をもらいに行くことすらもままならない人々を捜し、必要な援助を行う人々へ、沖縄からのメッセージフラッグと義援金を届けてくれました。
ちゃんこ先生は、沖縄のモデルたちや技術スタッフたちが3回のファッションショーを行ったこと、会場で募金が行われ、沖縄の人たちが応援していることを話しました。
お金はもちろんですが、何よりも皆さんの思いのこもったフラッグを喜んで下さり、『支援先にも持って歩きます!』とおっしゃって下さったそうです。
ありがとう!ちゃんこ先生!
さて、ちゃんこ先生が戻っての報告と、東日本大震災被災者支援チャリティバザー&コンサートを開催する予定です。詳しいことが決まり次第、またご報告します。