人は忘れていくものだけど...

2011年05月09日
人は忘れていくものだけど...



東日本大震災から、やがて二ヶ月がたとうとする今、テレビはあの惨劇を過去のものにし、私の心もまた、そのことを遠い地の出来事にしようとしています。

どれだけの時間が過ぎて、悲しみは、必死に生きる日々の暮らしの中で薄れて行くのでしょう..。
どれだけの朝がくれば、すべてを失った苦しみは癒えるのでしょう...。

今日も、ふと立ち止まる夕日の中でふりかえり、失ったものに涙する人たちがいます。
科学者の知識も、先端の医療薬も、政治家の言葉も、彼らの痛みを決して取り除くことはできません。



先週土曜日、嘉手納中央公民館で開催したチャリティコンサートには多くの方がご来場いただき、ありがとうございました。
また、福島第一原子力発電所の一番近くにあり、被爆した教会から佐藤彰牧師が急遽来て下さいました。
今回、どこよりも早く福島に届いた白い家フェローシップチャーチからの支援物資のお礼を伝えたいと、予定外だったこのコンサートに来て下さり、震災の時の状況と厳しい避難生活の現状を語って下さいました。

『幸せのハードルが下がった今、私たちはなんて恵まれているでしょう。』と語る師の言葉に、多くの人が涙し、愛を持って行う息の長い支援が必要なのだと思い知らされました。

会場では、第4枚目のメッセージフラッグが広げられ、多くの人が記したあたたかいメッセージを佐藤牧師に託すことになりました。
どうぞ、沖縄からの暖かい風が、今、困難の中にある人々に届きますように....。


Posted by フェローシップメンバーズ・オキナワ at 19:22│Comments(0)
 
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