3月21日。STAND UP for EAST JAPAN 立ち上がろう、東日本のために! チャリティファッションショー。
普段よりも急ごしらえの小さなランウェイ。ショーで見せる服ではなく寄付のために集められた服。まぶしい照明もピンスポットもない。
でも、そこには確かに愛がありました。
遠く離れた場所で暮らすまだ見ぬ人々の、はかり知れない悲しみを想い、ささやかでも小さな愛を贈ろうと立ち上がったモデルたちは、逆に集まっていただいた人々に大きな愛をもらうことになりました。
華やかでないランウェイでモデルたちは沢山の人々の優しい言葉に涙し、小さな手から渡されたコインに涙しました。
始まる前には、たくさんの障害もあり、いくつかの反対もありました。迷いも悩みもありました。
でも、目を賦せて遠くの人を哀れむよりも、自分たちの出来ることで立ち上がろう。そう皆で決めてよかったと思います。
復興までにはまだまだ時間がかかるでしょう。私たちが出来ることも限られているでしょう。でも愛を渡そうと思ったら、愛を渡されるんだと思っただけでも、もう少しがんばれる気がします。